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海老名総合病院 呼吸器内科

全身の病の鏡といわれる肺を診る呼吸器内科では、専門家という側面を持ちながらジェネラリストとして全身を診ることが求められます。慢性疾患も多いため、体のケアだけではなく心のケアにも真摯に取り組む、人間味あふれる当院の呼吸器内科をご紹介します。

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―はじめに、海老名総合病院の特徴や院内の雰囲気を教えてください。

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滝原 当院は、「地域密着型の高度急性期病院」をキーワードに掲げています。救急こそ医療の原点という創業者の思いのもと、救急医療に力を入れていることが一番の特徴であり、救急車を年間1万台以上受け入れています。県央医療圏の中で、唯一救命救急センターを有している病院になりますので、そのエリアの“最後の砦”として、地域の救急医療を担っている病院になります。
私は2020年に、途絶えていた呼吸器内科を復活させるタイミングでこの病院に赴任しました。当院は一言で言うと自由闊達、リベラルな病院。先進的な取り組みをいち早く取り入れるところや、診療科間の垣根が低く、新しいプロジェクトをやろうとなったときには、多職種のスタッフが手を挙げて集まりみんなでそれに向かっていく、そんな雰囲気が好きですね。
貞廣 私は2023年4月に入職しました。それまで伊勢原や大磯といった県西の大学病院で勤務をしていましたが、当時から当院には救急に強いイメージを持っていましたね。実際に入職してからも救急科の先生の活気やマンパワーで、断らない救急を実践していて、イメージ通りでした。当科も、地域のクリニックや近隣の呼吸器内科がない病院からどんどん紹介をいただいていて、地域と密接に結びついている病院だと感じています。院内の雰囲気は、滝原先生からもあったように、かなり垣根が低く、いろいろな診療科の先生とお話ししやすいと思います。

―呼吸器内科ではどのような診療を行っていますか?

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滝原 肺の疾患はバリエーションが非常に多く、呼吸器内科は一人前になるのに時間がかかる診療科です。そういった意味では、一生、飽きることのない診療科だなと個人的には思っています。我々のチームでは、間質性肺炎に力を入れていて、専門家という側面もありつつジェネラリストとして全身を管理、かつ、呼吸不全のような重篤な病態にも対応する。さらに、長く病気と付き合っていかなければならない患者さんの精神的なケアもするというように、オールマイティーな診療を行っています。病気が治らない状況において患者さんが病気とどう向き合うかを真摯に丁寧にサポートすることも私たちの非常に大切な役目であり、当科にはそういったケアに長けたメンバーが集まっています。
貞廣 近隣には神奈川県立がんセンターや東海大学医学部附属病院もあり、がんの専門的な治療を受けることができる環境が整っています。しかし、例えば高齢でがんの治療を受けたいというときに力を発揮するのは当院のような地域に根差した病院です。当院に通院するのが難しい方は地域の訪問診療の先生にお願いするなど、きちんと最後までバトンをつないでいけることは強みですね。もちろん専門病院にご紹介することや、その患者さんが治療を終えて戻って来られることも多く、入り口になったり出口になったり、地域のがん治療のHUB的役割を担っています。

―呼吸器内科の雰囲気はいかがですか。

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滝原 本当にみんなコミュニケーションがよく取れていて、月並みですがアットホームなので、恐らく人間関係のストレスはないですね。ローテーションで回ってくる研修医の先生や学生からもそういうところが良いと言っていただいているのですが、多分それは、このチームだけがというのではなく、我々の派遣元である東海大学もそういう雰囲気なんですよね。類は友を呼ぶではないですが、優しい先生たちが 続々と集まって来てくれています。穏やかな人が多くて、落ち着いた感じです。私自身は会話で笑えることを大事にしていて、時々くだらない冗談を言い合ったりしています。カンファレンスも和やかで、ちょっと言いにくいなというようなことはないですね。
貞廣 滝原先生がリーダーで、僕が一番下になるのですが、基本的にみんなで同じ部屋にいるので、話しやすく、いろいろなことを相談できるので、とても助かっています。今は滝原先生を含む5人で構成されていますが、みんな、家庭のことも大事にしながら仕事も一生懸命やっています。大学よりもより少人数ですが、仕事とプライベートを両立できるよう、お互いにサポートしています。
滝原 ワークライフバランスという言葉がありますが、ワークとライフはシナジーで効果を生み出すと思うんです。これは医療従事者に限らず、仕事が充実しているから家庭でも楽しく過ごせる、家庭が楽しいから仕事も頑張れるという働き方が実現できるとすごく良いですね。

―貞廣先生どのようなキャリアプランを考えていますか。また、滝原先生はスタッフのキャリア形成をどのようにバックアップしていますか。

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貞廣 大学病院から派遣されているため本来は研究ということになるのですが、今は臨床が楽しく、自分の生活とのバランスも考えて臨床をやっていきたいと思っています。数ある病院や呼吸器内科医の中から患者さんに選んでいただける医師になりたいですね。
滝原 派遣元である東海大学とは緊密な関係にあり、当院に入職した後も大学で研修をしたり、その後、当院へ戻ったり、そういう往来が頻繁に行われています。その中で、例えば基礎研究をやりたい、国内外に留学したいなど、本人の希望があればそれをかなえてあげたいですし、そういう環境を作ってあげたいと思っています。それこそ普段の会話の中で「こういうことをやりたいんだ」と話してもらえたら、耳を傾け、一緒に考えていきたいです。

―最後に、呼吸器内科ではどんな人に仲間になってほしいですか。このサイトをご覧の方にメッセージをお願いします。

貞廣 一人でため込まないで相談してくれたほうが、何でも早く解決できると思いますので、気軽に話してくれる人がいいかなと思います。患者さんがどんな方で、どんな人生を生きてきて、どう考えているのか、その方そのものに興味を持てる人。病気を物として捉えるのではなく、患者さんと向き合い考えられる人に来ていただきたいです。
今は、A Iなどを使って、患者さんがご自分で治療法を調べることができる時代です。ですが、目の前の患者さんのことを知り、その方に合った治療法を選んでいくことは診療の一番の醍醐味であり、意味があることだと思うので、そこにやりがいを感じてくれる人がいいと思います。
滝原 一番は、患者さんに優しく接してほしいということですね。勉強ができるとか、知識が豊富だとかは求めていなくて、むしろ、そういうところは診療にあたっている中で後からついてくるので、とにかくやる気と、あとはやっぱりハートが温かい人に来てほしいです。
貞廣先生の話にあったように、単純に病気を診るだけではなく、患者さんの人生の一部分に関わるということは、医師としての仕事のやりがいであり、これはなかなか他の仕事でできることではありません。当科ではお看取りをすることもありますが、そういった場面に関わることができる特別な仕事だと思っていますので、患者さんの個性に応じて寄り添い、自分に何ができるかを考え行動してくれる人と、ぜひ一緒に仕事をさせていただきたいです。
貞廣 個人的には、海老名は、新宿など都内や横浜にもアクセスがよく住みやすいのでお勧めです。
滝原 海も山も近いしね。都会と自然のバランスが良くて住環境も整っている良い町です。
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